2021.06.29
「床暖房を導入しないほうが良い場合はありますか?」 デメリットをお伝えします
当社は光健康床暖房「遠赤王」を運営する医療機器メーカーであり、基本的には床暖房の導入を推奨しています。
しかし、当然床暖房にもメリット・デメリットがありますのできちんと検討した上で選択をしていただければと思います。
この記事では主に床暖房に関するデメリットや、それほど導入する必要性が無いケースをご紹介していきます。
床暖房はコストがかかる
床暖房を導入したいと思ったら、お金のことは避けて通れません。
主に次の3つのコストがあります。
・導入コスト(初期費用)
・ランニングコスト(月々の光熱費)
・メンテナンスコスト(修理・交換代)
それでは1つずつ見ていきましょう。
導入コスト(初期費用)
電気式、温水式、遠赤外線などありますが、例えば8畳でしたら電気式と温水式で50万円~80万円、遠赤外線で100万円以上かかります。
もちろん部材の価格だけでなく、どれぐらいの広さに導入するか、工事代金などによってもかなり変わってきます。
また、見積もりを取ってみたらオプションに次ぐオプションで想定していたよりかなり高額になってしまった、、というケースもあります。
ランニングコスト(月々の電気・ガス代)
1日約8時間使用した場合
電気式・・・8000円前後
温水式・・・4000円前後
遠赤外線・・・4000円前後
(※一例であり、契約プランによって変動します)
電気式は導入コストは一番安価ですが、月々のコストは高額になりやすい傾向があります。
温水式と遠赤外線は月々のコストは安価です。
メンテナンスコスト(修理、交換費用)
基本的に床暖房は他の暖房機器に比べてメンテナンスの手間が少ないのが特徴です。
メーカー発表でも30年や50年とも言われています。
しかし、温水式床暖房の場合は「熱源」の存在があります。
「ヒートポンプ(エコキュート)」や「エコジョーズ」などですね。
この熱源に関しては寿命が10年だったり15年だったりしますので、こちらは交換が必要になります。
熱源(エコキュート等)の値段も様々ですが、10万円~30万円ほど見ておいたほうがいいでしょう。
一般的には導入費用は遠赤外線式が高く、光熱費は電気式が高く、メンテナンスコストは温水式が高い、という認識で良いかと思います。
それぞれ特徴はありますが、色々とお金がかかってくることに変わりはありませんので、よく考えてから導入するか決めたいところです。
家の性能によってはメリットが少ない
家の性能、状況によってはそれほど床暖房のメリットを感じられないパターンもあります。
高気密・高断熱
そもそも高気密・高断熱のしっかりした家でしたら、そこまで家が寒くならないということもあります。
北海道などは外はとても寒いですが、家全体が暖かいので実はヒートショックが日本で一番少ないというデータもあります。
(※ヒートショックとは急激な気温差による血管の不調、体調不良による死亡事故)
北海道ほど寒くない地域であれば高気密・高断熱性が十分なら床暖房を導入しなくても大丈夫、ということも多々あると思います。
すでに無垢フローリング
「家の気温はともかく、床が冷たい!」という場合もあると思います。
床の部材には大きく分けて2つあります。
・合板フローリング
・無垢フローリング(天然木)
合板フローリングのほうが安いですし施工も簡単なので使用されている割合は高いのですが、冷たく感じやすいです。
逆に無垢材のフローリングはやわらかく、冬でも暖かく感じます。(価格は高めです)
すでに無垢フローリングを入れていて、床暖房を入れるまでもない、という方もいらっしゃいます。
高断熱でエアコンは経済的
すでに高断熱の家なら、エアコンで温かい空気を流せば十分暖房効果があるかもしれません。
いくつも暖房器具を使うより経済的ですし、それで寒さ、冷えを感じなければ大丈夫です。
この感じ方は人それぞれ、個人差が出るところですね。
とはいえ当然床暖房導入のメリットもあります
ついでに床暖房導入のメリットも確認したいという場合は
こちらの記事もご覧ください。↓
特に断熱性能が低い家の場合は、検討する価値はあるかと思います。
残念ながら日本には断熱性能の低い家は多いのです。
遠赤王は少し事情が違います
当社の遠赤王光健康床暖房の場合は、温め事情に関して少し特殊なので補足説明しておきます。
遠赤王から輻射される遠赤外線は血液にすっと吸収され、温まった血液が全身を巡りポカポカします。
部屋を暖めるのではなく、人間を温めるのです。
なのでリビングを出たら「寒い!」ということもありませんし、気温差による体へのダメージが通常の暖房を使用していた場合と違うのです。
これは遠赤王で使用しているおひさまシートから出る育成光線の効果です。
詳しくはこちらのページをご覧ください。
さらに詳しく知りたい場合は資料をご請求ください。
床暖房は決して安い買い物ではないので、メリット・デメリットをよく検討して
導入を決めていただきたいと思います。