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2021.10.11

「温かい家」が健康の基本。日本の家は寒すぎる! 

床暖房メリット

冷えは万病の元ですので、日頃から体を冷やさないように気を付けましょう。

冬は暖房をつけたりコタツを出したり厚着をしたり、色々寒さ対策をすると思いますが、そもそも私たちが長く時間を過ごす「家」そのものが寒すぎるというデータがあります。

日本の家の寒さは、外国では認められないレベル

WHO(世界保健機関)は2018年に「冬の室内温度は18度以上」とするよう勧告を出しました。健康を守る最低室温は18度とされ、高齢者には21度以上が推奨されています。

18度を下回ると循環器系疾患、16度を下回ると感染症などの発症や転倒、怪我のリスクが高まるとされています。

イギリスでは18度以下の賃貸住宅には解体命令が出たり、寒い家に住んでいる人の保険料は病気の発症リスクが上がるので掛け率も上がります。

日本は耐震に関しては世界一の厳しい条件がありますが、室温に関してはほとんどありません。

寒さに対する法規制がないのは先進国の中で日本ぐらいなのです。

あなたの家は冬でも18度以上ありますか?

寒い建物は健康に悪い

死亡まで至らなくても、寒い住宅は健康に悪いことがわかってきています。

慶応大学の伊香賀教授が10年間1100人を対象にした調査によると、室温を18度以上に保つ家と18度未満の家だと、住人の高血圧の発症率が6-7倍違うようです。

外より家の中のほうが危険!?

厚生労働省の統計によると、住宅内で何らかの事故で死亡した人は

1996年に1万人強でしたが2012年には1万5000人に達し、緩やかに増加しています。

交通事故死は年々減り続け最近は3000人台になっているので、外より室内のほうが死亡者が多いことになります。

住宅での死亡は浴室での溺死が4割

温かい居室から廊下、浴室と室温がどんどん下がって体が冷えた後に浴槽内で急激に体が温まることに伴う体調不良、いわゆる「ヒートショック」を起こしたと考えられます。

ヒートショックは住宅内の温度格差で血圧が急激に上下したことが原因で起こります。

ちなみに日本で住宅内での死者が一番少ないのは北海道です。

室内全体が温かく、温度差が少ないためだと考えられます。

急激な温度差が危険

暖房の効いた部屋やリビングと、冷えたままの廊下やトイレとの温度差は15度ぐらいあります。

夜中に目が覚めて温かい布団から抜け出してトイレに行こうとして心筋梗塞や脳梗塞を発症して死亡するケースもあります。

急激な温度変化は体への負担が大きいのです。

角部屋や最上階は特に注意を

鉄筋コンクリートのマンションでは角部屋や最上階が危ないようです。外気に面する壁が多いため熱が逃げやすいのです。寝室が5度を切ることもあります。マンションの中間層なら何とか10度が保たれやすいですが、それでもイギリスの最低基準である18度以上は難しいところです。

対策

私たちが意識しなければいけないのは、まずは「住宅の断熱性」です。

冬は外へ逃げていく熱を断ち、夏は内側へ入ってくる熱を断つことです。

近畿大学の岩前教授が24000人を対象にした調査によると、ほぼ無断熱の家から断熱された家に引っ越したパターンでは、気管支喘息、のどの痛み、手足の冷え、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などの症状の改善が見られました。

プラスして積極的に体を温めることを意識しましょう。

内窓

窓を二重にする内窓がおすすめです。

内窓は1か所につき数万円で取り付けることができます。

たいていの工務店なら取り付けてくれると思います。

家の全ての窓に取り付けるのが難しければリビングや寝室など寒い部屋に取り入れるだけでも断熱の効果が実感できるでしょう。

断熱性が高まると住宅内の室温が均一に保たれます。

二階、屋根裏、廊下など体感温度があまり変わらなくなります。

すると室内で動き回るのが億劫でなくなるため動きが活発になり、高齢者は活動量が増えて足腰が鍛えられて筋肉量が維持されやすくなります。

遠赤外線床暖房

積極的に体を温めたい方におすすめです。

通常の暖房器具は部屋の空気を温めるので、温まった部屋から出たら寒く感じます。

しかし遠赤外線は体を直接温めるので体の内側からのポカポカが長続きします。

部屋や廊下、脱衣所の急激な温度変化にもダメージを受けづらくなります。

寒さ対策だけでなく免疫力アップまで狙う場合は当社の遠赤王がおすすめです。

 

長い時間を過ごす自宅が寒いだけで、とても多くの健康被害があります。

「諸外国と比べて日本は家が寒いんだ」という認識を持ち、寒さ対策を始めていただければ幸いです。

「冬でも室温18度以上」が目標です。

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